【始める前に知っておきたい】ラウンダーの仕事内容とは

子育て中あるいは親の介護などで忙しい主婦の間で今人気なのが、ラウンダーというお仕事です。
そこで、ラウンダーの仕事が人気の理由やラウンダーの仕事をすることでどのようなメリットが得られるのかについてご紹介していきます。

ラウンダーの仕事のやりがいとは?

まずはラウンダーの仕事をやっていて、やりがいを感じられる場面について見ていきましょう。

ラウンダーの仕事のやりがいとは?
ラウンダーの業務は担当する店舗を訪問して、メーカーの商品の売上げアップにつながる活動です。
メーカーの商品が店舗のどの位置にどのような形で陳列されているのかのチェックや、店舗の担当者に陳列場所の提案をし、また販促物などの設置等を行ったりすることも多いです。
商品の売上が伸びることで活動成果が実感できます。
自分が行った仕事で商品が売れていくことが実感できれば、やりがいを感じるでしょう。
良い提案だったと、店舗の担当者から褒められることもあります。

やりがいを感じることが成果に直結する
仕事をする上で仕事の成果が見えることはやりがいにつながるので重要度はかなり高いと考えられます。
人はやりがいを感じると、充足感や幸福感を得られます。
仕事で小さなことでも成果を出してやりがいを感じれば、仕事が楽しく感じてきます。
成果が目に見えることでやりがいを感じられモチベーションも高まるため、仕事が楽しくなり、それがさらなる成果につながることも多いです。

同じ仕事をする仲間と達成感を味わえる
ラウンダーの仕事は1つのエリアを数人で店舗を分けて担当することも少なくありません。
同じ仕事をするラウンダー同志、情報を共有しながら、商品の売上を上げていくという目標に向かって同じ思いを持って活動できます。
自分が担当しているエリアで成果が上がることを実感しつつ、達成感を感じられることでしょう。


ラウンダーの業務にはどんな性格やスキルを持った人が向いているのか?

性格や持っているスキルによって、ラウンダーに向いている人がいます。

ラウンダーに合っている人の特徴についてまとめてみました。
当てはまる数が多い人ほどラウンダーに向いているでしょう。
まず、性格面の特徴については以下の通りです。

・コミュニケーションをとるのが好き
・細かなことに気がつく
・積極的である
・社交的な性格である

ラウンダーの仕事では、自分で気がついたことを、積極的に店舗の担当者に伝えなければなりません。
自社の商品の売れゆきが悪い場合、「なぜ売れないのか」や「どうすれば売れるようになるのか」などに気づくことが大切です。
消費者が求めていることなど、細かなことに気づける人はラウンダーに向いています。
そして、ラウンダーは店舗の担当者と折衝を行わなければならない機会もあります。
ある程度のセールストークなども必要になるため、コミュニケーション能力が欠かせません。
社交的で人と話をするのが好きな人なら、楽しくできる仕事です。

次にスキル面では次のようなスキルが役立ちます。

・営業経験
・販売経験

営業や販売などの経験がある人ならラウンダーの仕事をするのに有利でしょう。
営業も販売もラウンダーに近い職種であり、人と話をする機会が多いという点でラウンダーと共通しています。
しかし、営業や販売の経験がなくても、ラウンダーの仕事を始めるにあたって、特に心配はありません。
ラウンダーの仕事は特殊なスキルは必要とせず、営業や販売の経験がなくても応募できる求人が多いです。
実際に多くの人たちが未経験でラウンダーの仕事を始めています。


ラウンダーの仕事から得られるメリット

ラウンダーは仕事面でのメリットが魅力的です。

直行直帰できる
ラウンダーの仕事は直行直帰できる案件が多いです。
ラウンダーの多くは、普段は会社まで行く必要はありません。
最初に回る店舗に直行してその日の仕事を開始します。
そして、最後に回る店舗での仕事が終われば、そのまま直帰するという具合です。
会社と行き来しなくて済むので時間を節約できます。
小さな子供がいる主婦の方にとっては、直行直帰できるメリットが大きく感じられるでしょう。

自由度が高い
ラウンダーは仕事の進め方などに関しても裁量の幅が広く自由度が高いです。
仕事を一通り覚えるまでは、先輩に教わりながら仕事を行いますが一通り仕事を覚えれば、自分の裁量で動けるようになります。
勤務日数や勤務時間などの調整なども、自分で決められることが多いです。
子供が体調を崩してしまったときなどにも気兼ねなく休みを取れます。

コミュニケーション能力を磨ける
ラウンダーの仕事はコミュニケーション能力を求められる場面もありますが、仕事で関わる人はそう多くありません。
普段関わる相手は自分が担当して回る店舗の担当者くらいでしょう。
会社の営業担当者と話をする機会もありますが、毎回ではありません。
そのため、人付き合いがあまり得意でない人でもラウンダーの仕事が務まっているケースが多いです。
また、自分が担当して回る店舗では、店舗の担当者と話をしたり折衝をしたりします。
そのため、仕事を通じて自然とコミュニケーション能力を磨けることもラウンダーの仕事のメリットです。


ラウンダーの仕事からどのようなスキルや経験が得られるのか

まずラウンダーの仕事を通じて得られるスキルとしては、営業力や対人折衝力があります。
これは例え対人関係が苦手だと感じている方でも、目の前でお客様が買ってくれることがモチベーションとなってさらに創意工夫しようと努力したり、販売店の担当者から実直さや誠実さが買われて、頼りにされたりすることで、おのずと営業力や対人折衝力が身につく場合があるため積極的に行動しましょう。

さらにそのような担当者に新製品の情報を伝えたり、要望を伺ったりしていく中で高いコミュニケーション能力が身につきます。コミュニケーション能力はラウンダーの仕事に関わらず、広く求められるスキルですので、今後のキャリアの中で大いに役立つでしょう。

また、営業エリアをチームで担当することが多いラウンダーの仕事は、多くのスタッフが協力し合って目標達成や成果を生み出す仕事です。
クライアントとなる販売店にも協力いただきながら、スタッフ全員で力を合わせて1つの目標に向かっていくのでチームとしてのやりがいを感じることができます。


ラウンダーの仕事を行うことで得られる私生活でのメリットとは

ラウンダーの仕事から得られるのは、何も収入や経験、スキルだけではありません。
それは私生活でも大切な社会性が身につく点もメリットとして挙げられます。
現場では自分1人で判断しなければならないこともあり、責任能力と高いモチベーションが必要になります。

自分1人の力だけでは達成できないイベントやプロジェクトなどもあり、多くの人との協力関係が必要です。
また、時に困っている人の力になって支えたり、喜んでもらえそうな提案などを進んで行ったりするなど人としての成長が期待できる職場環境です。
このような社会性を身につけることは自信にも繋がるほか、私生活で家族や相手を思いやる気持ちにも通じます。
仕事から得た社会性や社会との深い繋がりから生まれる自信は私生活のあらゆる場面で役立つことになります。


ラウンダーの仕事が活きるほかの仕事

ラウンダーの経験から得られた高いコミュニケーションスキルや営業力、対人折衝力などはどの仕事に転職する場合でも活かすことができます。
異職種に活かす場合に最も転職しやすい職種としては営業職や店舗販売責任者などが挙げられます。
ラウンダーの経験やスキルがあれば、面接などで多いにアピールすることで転職先の内定を得るための突破口にも繋がるかもしれません。

営業職や店舗販売責任者といった職種では、ビジネスマナーや何気ない会話を通じて相手の要望を聞き出すほか、お客様に有益な提案、ニーズの引きだすといった能力が求められるため、ラウンダーとしての腕の見せ所になるでしょう。
また、ラウンダーとして現場の状況を適切に分析し、どのように改善していけば結果に繋がるのかを経験していますので、そのような経験やスキルも活かせます。
店舗巡回を通じて現場の担当者に適切な指示や出したり、臨機応変な対応が求められたりした経験は、店舗販売責任者でそのまま活かすことができます。
もちろん、ラウンダーの経験が新たな転職先で必要とされる能力やスキルをカバーするものとは限りませんが、そのような下地があることで比較的スムーズなスタートを切ることができます。


ラウンダーの仕事は安定して給与をもらえる大手案件が多い

ラウンダーの仕事はすでにご紹介したようにパートの仕事よりも高い時給がもらえます。
また、求人条件によっては成功報酬でかなりのインセンティブを得ることも可能です。
ラウンダーの求人はだれでも知っているような大手有名企業のものが多いのも特徴といえます。

大手企業のラウンダーになれば平均的に給与が高く、仕事も安定してもらえる場合が多いです。
給与面以外にもさまざまな福利厚生が期待できる点も魅力となります。
厚生年金や健康保険といった各種社会保険が完備されており、病気やケガで会社を休んでも安心です。
正社員と同じようにリゾートホテルやレストラン、アミューズメントパークなどが優待価格で利用できる会社もあります。
残業手当や休日出勤手当のほか、退職金や有給休暇がある大手企業も珍しくありません。

給与や待遇面以外にも大手企業でのラウンダーはメリットがあります。
それは組織が非常にオーガナイズされているので役割分担が明確化しており、余計な仕事をする可能性がとても低いことです。
つまり、自分の仕事だけに専念して経験を積んでいけるような職場環境が提供されているのです。

さらにラウンダーとしてさまざまな経験やスキルを身につけた上で将来的なグループ企業などへの社員採用制度を取っている会社もあります。
通常は中々転職が難しいような大手企業に未経験でスタートし、最終的に正社員登用への道が開かれているところもあるのです。


まとめ

比較的ルーティンワークの多いパートの仕事に比べると、ラウンダーの仕事にはより大きな責任と同時に、やりがいやそれなりの収入が得られる魅力がある仕事です。
未経験者でもラウンダーになることができるので、とても敷居が低い点は主婦の方にもメリットに繋がります。

ラウンダーとしての経験は、確実にキャリアアップに繋がります。
経験やスキルを活かして別の職種へ転職したり、大手企業のグループ会社などへ正社員として雇用されたりする道などもあり、活躍できるフィールドがぐっと広がっていくのを実感できることでしょう。