最近よく耳にするようになったラウンダーという仕事ですが、実は主婦の方にとても向いています。
今回はラウンダーの仕事の特徴について、1日の業務の過ごし方の例をあわせてご紹介します。
ラウンダーの仕事・業務内容とは
どんな仕事をするのか
ラウンダーはメーカーの商品を販売している店舗を訪問して、販促活動を行うのが主な仕事内容です。
具体的には、商品の陳列やPOPの設置などがあります。
同じ商品でも陳列方法により、売れ行きが違ってくるのでラウンダーの役割は重要です。
陳列場所の変更などをしたい場合、店舗の担当者との折衝を行うこともあります。
主な訪問先
ラウンダーは主に以下のような店舗を訪問します。
・スーパー
・ドラッグストア
・ディスカウントストア
・家電量販店
・コンビニ
基本的に、メーカーの商品を販売している店舗全般が対象になると考えて良いです。
中でもスーパーやドラッグストアなどを巡回することが多いです。
未経験でも可能？
ラウンダーの仕事は、未経験者が比較的入りやすいお仕事です。
取り扱う商品が似たようなものであってもメーカーによって活動頻度が違ったり、アピールポイントもさまざまです。いつも新しいこととの出会いがあり、好奇心や、探求心が経験をカバーしてくれます。
商品知識も大事ですが、何より周りへの目配り気配りが重要です。個々のコミュニケーションセンスを活かせれば、お店の方と良い関係を築けることになり、お仕事がやり易すくなり、おのずと成果も変わってきます。
未経験の方でも、基本的なことを身に着ければ自分のカラーを出して、個々の持ち味を生かし仕事をすることができます。
ラウンダーは日用品に触れることが多い主婦が適任！
ラウンダーの仕事で取り扱う商品はさまざまですが、食品や化粧品、日用雑貨などが多い傾向にあります。
いずれも主婦の方が普段購入したり使用したりする機会が多い品物です。
そのため、主婦ならではの感性を活かせます。
消費者の目線に立って考えることもできるため、主婦にピッタリの仕事と言えるでしょう。
また、主婦の方は1日の中で非常に多くの家事をこなしています。
効率良く家事をこなすには、上手く段取りを組んで行わなければなりません。
そのため、主婦の方の多くは細々とした仕事を効率的にこなすのが得意です。
段取りを組むスキルを普段の生活の中で身につけています。
そして、そのような主婦特有のスキルは、ラウンダーの仕事にも大いに活かせます。
ラウンダーの仕事では、1日で複数の店舗を巡回しなければなりません。
主婦の方なら、仕事のやり方さえ覚えれば、上手く段取りを組んで効率良く行えるでしょう。
また、ラウンダーの仕事はフルタイムに近い具合で1日中行う案件から、短時間の仕事まであります。
短時間の場合、空いた時間を上手く有効活用してこなすこともできて主婦の方にピッタリです。
ラウンダーの1日の業務スケジュール
ラウンダーの1日の仕事のスケジュールの一例を紹介していきます。
勤務時間が、10時から16時の実働5時間場合。
月に12日程度の勤務で、旦那様の扶養に入ったまま働く方が多くいらっしゃいます。
規模の大きなお店を回る際には店舗数が少なめで、小さな店舗を回る場合には多く回るのが一般的です。
大型スーパーなどの場合には、1日で2~3店舗くらい巡回します。
コンビニなどの小規模な店舗であれば8~10店舗程度巡回するごとがあります。
こちらで紹介するのは中規模の店舗を4軒巡回する場合の業務スケジュールです。
●自宅を出発した最初の訪問先に直行。
●店長や担当者に挨拶をしてから、売り場に向かい、商品の陳列や販促物の設置などを実施。
新商品がある場合には、担当者に案内をする。
最初の訪問先での仕事を一通り終えたら、店長と担当者に退挨拶をして退店。
※1つの訪問先での作業時間は45分程度が目安。
●最初の訪問先の後は、2軒目の訪問先へ向かう。
店舗内で行う仕事は基本的に最初の店舗と同じで、店長や担当者に挨拶をしてから売り場で仕事をする。
売り場での仕事を終えたら、店長や担当者に退店の挨拶をして退店。
●休憩時間
昼食を取り、リフレッシュした後に3軒目の訪問先へ向かう。
●3軒目の訪問先での仕事を終えてから4軒目の訪問先へ向かう。
●最後の訪問先での仕事を終えたら1日の業務内容を報告し、業務報告書を書いて会社へ提出。
訪問先やそこで行った業務の内容、気づいた点などについて簡潔に記載。
各訪問先を出た後に、簡単なメモを書いておくと、業務報告書を書くときにまとめやすい。
まとめ
これまで見てきたようにラウンダーの仕事は主婦目線を生かして、コミュニケーション能力や交渉力といったスキルを磨くことができる魅力的な仕事です。
慣れてくれば時間にメリハリをつけながら、比較的自分の都合に合わせて仕事ができるので、忙しい主婦の方にとても向いた仕事といえるのではないでしょうか。