【ラウンダーの仕事】長期・単発のそれぞれのメリットとデメリット

ラウンダーの仕事を探していると単発の案件と長期の案件に分かれていることに気が付くかもしれません。
単発の仕事と長期の仕事では同じラウンダーでもそのメリットやデメリットは異なってくるものです。
そこでどちらの働き方がいいか迷っている方にそれぞれのメリットやデメリットについてご紹介していきます。

単発案件のラウンダーのメリットやデメリット

メリット
単発案件のメリットは何といっても時間的な制約が少なく、家庭の事情や自分のスケジュールに合わせた働き方ができるのでとても融通が利く点にあります。

単発案件とは短いもので数十分からできるものもあり、1回の訪問で完結するような「売り場メンテナンス」、「新商品への入れ替え作業」など既に売り場が獲得されている店舗に訪問し、マニュアル通りに作業をおこなうことがほとんどです。

例えば、主婦が夫や子供の夏休みなどに合わせて短期間で仕事をして少しでも収入を得たいという方にはピッタリの働き方かもしれません。

前職からのブランクが長く、久しぶりの社会復帰という方の場合は単発の案件で仕事の感覚に慣れることも可能です。

またラウンダー仕事に興味があるものの、未経験の場合はいきなり長期で働くことに不安を感じるという方もいらっっしゃるのではないでしょうか。

単発ラウンダーの場合、 短期間でラウンダーの仕事を経験できるいい腕試しになるのではないでしょうか。

デメリット
デメリットとしては単発の場合、案件ごとにメーカーや訪問店舗が変わる為、担当者との関係づくりが難しく、コミュニケーションを取ることにそれなりの労力を伴うかもしれないという点にあります。

ただし、それだけ多くの人との出会いが待っていると前向きに考えられる人にとっては、むしろメリットになるでしょう。

また、前述した通り単発の案件では、1回の訪問で完結する作業がほとんどですので、その仕事内容が限定されてしまっています。

従って、キャリア構築という観点からは長期の案件で得られるような経験やスキルを身につける機会が少ないかもしれません。


長期案件のラウンダーのメリット・デメリット

メリット
ラウンダーの仕事で長期案件の場合、1年以上の契約期間がある場合がほとんどです。

一般的に雇用契約の相手としては、2通りあります。

製品を量販店に直接卸しているメーカーなどから直接雇用される場合と、メーカーにラウンダーを派遣する派遣会社に雇用される場合に分かれます。

また、いずれの場合も現場で長期間にわたって業務を担っていくため、商品知識や営業推進のためのノウハウ、プレゼンスキルを磨くために就業までに座学や同行研修を受ける機会があります。

単発と同じラウンダーの仕事とはいえ、その中身は非常に本格的なものになりますので、今後のキャリアアップに活かせるという点では単発案件にはないメリットと言えそうです。

じっくりと腰を据えてキャリアを積みながら経験を高めていけるので、将来において自分の武器となる顧客とのリレーションシップ構築も含めた営業力やプレゼンスキル、担当する量販店など現場での問題解決能力を磨くことができます。

さらに長期案件の別のメリットとしては、未経験からスタートしても、十分な経験とスキルを磨いていけば正社員への道が開かれている案件があることです。

デメリット
派遣スタッフを正社員として雇用することはそれなりの費用負担が採用企業側に発生するものですが、経験と知識を身につけたスタッフをそのまま戦力として保持しておきたいという企業も多く存在しているようです。

反対にデメリットとしては、ある程度の時間の制約を受ける点があげられます。

例えば、契約期間の短い単発と比べた場合、長期のラウンダーは商品知識だけでなく、自分の担当先となる販売店や量販店の店長、責任者との信頼関係構築や、現場での問題解決能力が大切になるでしょう。

従って、一度そのような関係や現場に対する分析力のあるラウンダーは、同じ担当先をある程度の期間まで任されるので、離職するとなった場合も上司に引き留められることも多いかもしれません。

将来において家庭の事情などで特定の時期から就労できないことがわかっている場合、仕事探しの際に契約期間についてはよく確認をしたほうがいいかもしれません。


まとめ

単発案件と長期案件のラウンダーの仕事におけるメリットとデメリットについてご紹介してきました。

どの業務形態で働くのか、今後のキャリアプランや家庭の事情などをよく考えて検討してみてください。